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眠れるラプンツェル

眠れるラプンツェル (角川文庫)眠れるラプンツェル (角川文庫)
(2006/06)
山本 文緒

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ラプンツェルと言えば、私は何故か、萩尾望都の美麗なイラストを思い出す。
高い塔の小さな窓から長い髪を地面まで垂らす美しい囚われの少女。

ラプンツェルを閉じ込めていたのは魔女だったが、この物語の主人公を閉じ込めているのは自分自身。
閉じ込めているものは「心」「感情」。
そのことに、気付いていながら、気付かないフリをして退屈な毎日を楽しんでいるつもりでいる。

そんな怠惰な生活に、突然飛び込んでくる猫。
猫も自分もこのぬくぬくと守られた場所から出て行ったら、おそらく生きてはいけない。
出て行くことなんて考えられない。
しかし、放り出される自分の末路を想像し身震いしつつ、隣りに住む男子中学生の"ルフィオ"に知らず知らずに惹かれてゆく自分を抑えることができない。
そうしてどんどん秘密を積み重ねてゆく。

きっと彼女は、とっくに壊れていたのだ。
秘密がばれて暴走して、大変なことになるずっと前に。


痛いなぁ。
グサグサグサグサ心に突き刺さってくるよ。
主人公を嫌悪する気持ちが、そのまま自分に返ってくる。

同族嫌悪

だな、こりゃ。
いやマイッタね。

でもねぇ。
中学生男子にハマってしまう気持ちって、ものすごくわかる気がしてしまうんだよ。
で、そんな自分に嫌悪してしまうのだよ。

男はいつまで経っても子どもだけど
女は最初から女で、死ぬまで女なんだな。
そんできっと
男のほうがピュアだとかみんな言ってるけども
私は、本気になったら女のほうがずっとずっとピュアなんだと思う。

永遠に叶うことのない恋。ピュア過ぎて胸が痛い。


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日々子育てに仕事に大忙し。
でも家事は忘れても(・_・)読書は忘れない。
そんな道楽猫が、日々の暮らしの隙間をぬって読んできた本の感想を留めたくて開設したブログです。

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