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クラインの壷

クラインの壷 (講談社文庫)クラインの壷 (講談社文庫)
(2005/03/15)
岡嶋 二人

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読んでる途中はそれなりにワクワクドキドキハラハラ。
でも終わってみると、何とも後味が悪い。

クラインの壷とは、2次元でいうところのメビウスの輪を3次元にしたもの。
つまり、内側にいたはずのものがいつのまにか外側になっているという。

どこまでが現実の世界で、どこからがバーチャルなのか。
その境界がわからなくなり、主人公を狂わせる。

「はじめのところから始めて、終わりにきたらやめればいいのよ」

けれどクラインの壷にはそもそもはじめも終わりもないのだ。


うーん。
発表年が結構古いので、その頃には画期的な話だったのかもしれない。
こういう話って、もうそれなりに書かれているので、今読むと残念ながら新しさは感じられない。
どこかで読んだ、あるいは観たよなぁ、という感じがどうしてもしてしまうのだ。

だけどこういうのを読むと、自分が認識している世界の現実感が危うくなってきて怖いな。
どこまでが表でどこからが裏なのか。
そもそも表ってどっちなんだ。

読み方によって「裏」と「表」をどのようにでも解釈できる。
こういうお話は結構好き。

一点残念なのが、情景描写や人物描写。
「幅4メートル、奥行き7メートルぐらい」
っていう表現、ヘンだと思わないかい?
そんなきっちり測ったような数値で「ぐらい」とか言われても…。
そして、ヒロインの描写にしても、いきなり「美人」なんて、あまりに直球な表現で、なんだかな。

決して嫌いな文体ではないんだけど、なんかそういうとこだけ気になってしまった。
姑根性な私。

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Author:道楽猫
日々子育てに仕事に大忙し。
でも家事は忘れても(・_・)読書は忘れない。
そんな道楽猫が、日々の暮らしの隙間をぬって読んできた本の感想を留めたくて開設したブログです。

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