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さよならダイノサウルス

さよならダイノサウルス (ハヤカワ文庫SF)さよならダイノサウルス (ハヤカワ文庫SF)
(1996/10)
ロバート・J. ソウヤー

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恐竜絶滅の謎を解明するため、六千五百万年の過去にタイムトラベルをした古生物学者「ブランディ」と「クリックス」の二人。
二人がそこで出会ったのは「待ってよぅ」と言葉をしゃべりながら追いかけてくる一匹の恐竜だった…。

いやー。やっぱソウヤーはすごいなぁ。
あとがきで訳者が語っていたが

1 恐竜はなぜ絶滅したのか
2 恐竜はなぜあれほど巨大化できたのか
3 白亜紀と第三紀の境界になぜイリジウムの豊富な地層があるのか
4 恐竜の肉はうまいのか
5 火星はなぜ死の惑星になったのか
6 時間旅行はなぜ可能でなければならないのか

これらの謎(4は解明されたわけじゃないけど(笑))が実にうまく解明される。
物理学や古生物学に明るくない私なんか、うっかり本当のことなんじゃないかと信じかけてしまうほどに見事に。
しかもしかも、その絶滅の理由がねぇ…。
なんたる皮肉か。

それ以上にびっくりしたのが、「6」について。
この逆説はすごいと思った。

「可能」ではなく「可能でなければならない」

のだ。
種を植えなければ育たないのである。
…おっと、これ以上はネタバレになるのでやめとこう。

それと、主人公が、カッコイイ青年とかじゃなく、情けない中年ってとこがまたいい。
この主人公の、何事にも慎重で、決断を下すことが出来ず、石橋を叩いて叩いて叩きすぎて壊してしまうようなところが、読んでる私自身を投影しているようで、ちょっと心に痛い(笑)。
挙句に、疑心暗鬼にかられているうちに妻を寝盗られ、あまつさえ、寝盗った相手とコンビを組んではるばる六千五百万年の過去への二人旅に出るはめに陥るなんて。

「行動しないというのは、それ自体がひとつの決断」

繰り返し語られるこの言葉が心に刺さった。
私も、行動しなきゃね。

より良い過去のために…。

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テーマ 書評
ジャンル | 小説・文学

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こんばんわー

おぉ~ソウヤーなんかも嗜まれるのですねぇ。なかなか
周りにSF読みさんがいないので、参考になります^^
実は本書は積んでるんですが(笑)、楽しい読書時間
をもらえそうですね!恐竜絶滅の原因は解明された
っぽいですが、3,4,5,6を知りたいです(笑)

Re: こんばんわー

> チルネコさん
そうなんですよねぇ。
恐竜絶滅の謎って結論が出ちゃったんですよね。
本作の主人公が異議を唱えてた説ですが(笑)。
でも私は未だに、この本の説のほうが面白いのになぁと思ってます。
私は昔からSF大好きなんですよ。あんまり色々読んではいませんが。
オススメがあったら教えてくださいね。
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Author:道楽猫
日々子育てに仕事に大忙し。
でも家事は忘れても(・_・)読書は忘れない。
そんな道楽猫が、日々の暮らしの隙間をぬって読んできた本の感想を留めたくて開設したブログです。

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