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百鬼夜行抄(19)

眠れぬ夜の奇妙な話コミックス 百鬼夜行抄(19)眠れぬ夜の奇妙な話コミックス 百鬼夜行抄(19)
(2010/10/07)
今 市子

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飯嶋律は今は亡き祖父から不思議な力を受け継いだ。それは、普通の人間には見えない妖魔を見る力。律とさまざまな妖魔との出会いが織り成す不思議絵巻。

私の大好きな「百鬼夜行抄」をご紹介します。
掲載雑誌が隔月刊なこともあり、だいたい年一冊のペースで単行本になっています。
なので忘れた頃に新しい本が出るという感じで、ゆっくりと楽しんで読んでます。
巻が進むにつれ、わかりにくい話が多くなり、一度読んだだけでは「?」なものが多くて、また、絵が少し雑になってきた感があって残念だったんだけど、18巻あたりから、また調子が戻ってきたようで嬉しいです。

この物語は、たいていが1話完結の形なので、どれから読んでもまぁ大丈夫なんですが、それでも全体のストーリーは少しずつ進んでいたりするので、やっぱり最初から順を追って読んでいただきたいです。
特に19巻は、18巻で大きな展開があったので、前巻を読んでからのほうがわかりやすいかなと思います。

「百鬼夜行抄」は登場人物が脇役や人外(笑)に至るまで、みんなとても魅力的なのです。
お話も、怖いだけじゃなくてくすっと笑えるものも多く、また非常によく練りこまれていてどれも素晴らしい。
ミステリーでいうところの叙述トリックっぽい話まであって実にバラエティ豊かで良質なホラーファンタジーです。
また、絵が非常に上手いので、それがストーリーとマッチしていていっそう幻想的な雰囲気を醸し出しています。
私は、律の押しかけ式神(?)の「尾白」「尾黒」コンビが大好き。最近あまり出番のなかった二匹(人?)ですが、19巻ではまた活躍してくれて嬉しい限りです。

19巻の中身のレビューを少し。

■寒螢
前話で、ひょんなことから「律を守る」という契約から開放された青嵐。
てっきり自由を満喫していると思いきや…?
「ボランティア」とか「弱小企業」とかどんどん人間臭くなるなぁ、青嵐。
まぁ何年も人のカラダに入って人と交わればなぁ…とは思うけど、尾白尾黒にとっては3年も3日のようなものらしいから、たとえば20年とか言っても彼らにはそれほどの年月ではないのかも。

■嘘つき地蔵
一度読んだだけでは、意味がわかりにくい話。
最後は、ああそういうことなのね、と腑に落ちたけど。
司ちゃんが言うように、「なんで気付かないの?」という疑問が。
でも思い込みが強いと、普通わかるだろうってこともきちんと眼に映らなくなるのかもね。

■石段の底
水の中で死んだ人の霊が詰まった一升瓶って、ひぇぇ。
人の念って怖いのねん(←最近どうもオッサン化が激しくてすみません)。
尾白・尾黒の「我らは昼間はただのしゃべる鳥でござる」に大ウケ。可愛すぎだからあんた達。

■赤将軍到来
自分の棲家を守るためにその家の住人を抹殺するって…どっかで聞いた話だなオイ(笑)。
それにしても「赤将軍」のオチはちょっと残念でした。
途中で出てきた「紅葉前線」説のほうが良かったのに。(ネタバレにつき、読みたい方のみ反転でお願いします。)

■名前のない子供
19巻で一番好きな話。
八重子さんの若い頃のお話はやっぱりいいなぁ。別の意味で私の好きな赤間さん(律の天敵妖魔)も出てくるし。
で、これはまた、色々な解釈が考えられる話だなぁ。
素直に読むと「律子」に助けられたから「律」の名前が「律」なのかなと思うけど、タイムスリップした「律」説(タイムパラドックス)も捨て難い。うむむ。

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ジャンル | 小説・文学

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こんばんは☆

初めてお目にかかるマンガ家サンかも。
なんだか面白そうですね~。
短編集なのでしょうか?
ちょっと「しゃばけ」を連想しちゃいました☆

Re: こんばんは☆

> 惺さん
なんだかバタバタしていてお返事が遅くなってすみません。
「百鬼夜行抄」は、知る人ぞ知るって感じですかね。
関東ローカルでドラマ化されたりもしてるんですが。
惺さんならきっと気にいっていただけると思うので、機会があれば是非ぜひゼヒ!!
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Author:道楽猫
日々子育てに仕事に大忙し。
でも家事は忘れても(・_・)読書は忘れない。
そんな道楽猫が、日々の暮らしの隙間をぬって読んできた本の感想を留めたくて開設したブログです。

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