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ちーちゃんは悠久の向こう

ちーちゃんは悠久の向こう (角川文庫)ちーちゃんは悠久の向こう (角川文庫)
(2010/06/25)
日日日

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日日日と書いて「あきら」と読むのだそうな。
「ひひひ」かと思った(・_・)。

よくも悪くも10代の作品だなーと思う。
この作品について「17歳でここまで書けるとはすごい」とかいう評価をよく目にするが、私は別段そうは思わない。高校生でこれぐらいの筆力なら、他にいくらでもいる。
第一、そういう評価を作者は喜ばないだろう。
子どもが書こうが文豪が書こうが、面白いものは面白いしつまらないものはつまらない。
作者がだれかなんて関係ないのだ。私は私の目と感性のみで真っ直ぐに評価したい。

で、肝心なお話のほうなんだけど。
うーん…。
なんというか、うすーい。
いっそ透明なほどの薄さなら突き抜けた感じがあってそれはそれでいいんだけど、中途半端な薄さで如何ともしがたい。
ファンタジーの出来損ない。と言ってしまうと酷評に過ぎるか。

なにもかもに存在感がなく、描かれる人物は紙人形のように奥行きが感じられない。
主人公が受けている虐待にもリアリティが全く感じられないし、第一ちーちゃんが何故あそこまで「幽霊依存」状態になって壊れてしまうのか、背景が全く描かれていないため、感情移入が困難。
唐突に名前を与えられて登場したものの、結局はストーリーに何ら絡むこともなく通り過ぎるだけのどーでもいい人物が時々出てくるのも実にいきあたりばったり感ありあり。
そんなふうに、全てが唐突でなんの必然性も感じられない。
何より、「益体もない」なんて、イマドキの学生が使いそうもない言葉を多用していることにかなりの違和感を覚えて、そういう部分がハナについてしょうがなかった。
でも作者はこういう表現、大好きなんだろうなー。

ラストもなんかこー…
なんかもうね…
どうしてそういう方向に行っちゃったかなー
みたいな、ね。

タイトルと表紙イラストがものすごく良かっただけに
残念至極。

ただまぁ、中学生のムスメ的にはとても面白かったらしいので
これはやっぱり若い子ムスメ向け、ですかね。

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テーマ 書評
ジャンル | 小説・文学

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非公開コメント

No title

ひひひ。
私もひひひと読んでしまいました。
日日日という作家の存在を初めて知りました。
「益体のない」という言葉の存在も初めて知りました。
大人でもなかなか使わない言葉だと思います。
当時高校生だったはずの作者が、なぜにリアリティを出せないんでしょう。

道楽猫さんのレビューを読んだだけで、何となく作風が想像できる気がします…

ひひひ

> ジャイさん
コメントありがとうございます!
「晶」を分解して「あきら」さんなんだそうな。
実に斬新です。
いやまぁ、巷では結構絶賛されていたりもするので、私が辛口すぎるのかもしれないです。
あまり信用なさらぬよう^^;
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Author:道楽猫
日々子育てに仕事に大忙し。
でも家事は忘れても(・_・)読書は忘れない。
そんな道楽猫が、日々の暮らしの隙間をぬって読んできた本の感想を留めたくて開設したブログです。

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