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名前探しの放課後

名前探しの放課後(上) (講談社文庫)名前探しの放課後(上) (講談社文庫)
(2010/09/15)
辻村 深月

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【ご注意を】ネタバレではないと思うけど、知ってしまうとちょっと興ざめな部分があるかもです。

辻村深月は、人を引っ張る魅力のある作品を書く力がある人だと思う。
この本でもそれは同じで、私は見事その術中に嵌り、続きが気になる余り、一気に読了してしまった。

でも、なぜかいつもいつも、最後で失速するんだよね、この人の書くものって。
最後の種明かしで「なぁーんだ」ってがっかりすることが多い。

でも、これは違っていた。

私は、ミステリー(これはSF設定だけど、どっちかというとミステリ-だと思う)を読む醍醐味って

「ええええっ!?」
「そそそそんなばかなっ」
「ああーーっそうだったのかっ」

という、新鮮なオドロキにあるのだと思っている。たとえば叙述ミステリーなんかでうまく騙してくれると本当に嬉しい。

そういう意味では、これは最後まで失速せずに、きちんと着陸できて良かったと思う。
うん、作品としては評価できるよ。作品としては。

でも。


なんか釈然としない。

なんだろう、このもやもや感は。

この騙され方は、納得いかない。

こういうのは好きじゃない。

一言で表すならば

「そりゃないよ。」


あんなに、感情移入しちゃったのに。酷いよ。

私の涙を返してくれ。


正直なところ、このドンデン返しを許せるか否かで、この作品の評価はかなり分かれると思う。
私は、許せなかった。
まだまだ青いな、私も(ふっ)

だけど、私が騙された部分の、あの妙なリアリティはなんだろう…。
あれが全て「嘘」だとは思えない。
もしかすると、作者は途中で方向を変えたのかもしれないなぁ。あくまで憶測に過ぎないのだけれど。


最後に、辻村作品を未読であれば、先に「ぼくのメジャースプーン」を読んでからこっちを読むべき。
「ぼくのメジャースプーン」で謎だった部分が明かされていたりするし、読んでないと、意味がわからない部分もあると思う。

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ジャンル | 小説・文学

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Author:道楽猫
日々子育てに仕事に大忙し。
でも家事は忘れても(・_・)読書は忘れない。
そんな道楽猫が、日々の暮らしの隙間をぬって読んできた本の感想を留めたくて開設したブログです。

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